#04 恐れ

公開:2025.03.24

こんにちは、角野ふちです。
さて、『感情すてーしょん』第4回目となりました。

今回のテーマは「恐れ」です。ひやひや。
「恐れ」と聞くと、ちょっとネガティブなイメージを持つかもしれませんね。

危険を感じたとき、不安に駆られたとき…
私たちの心に静かに忍び寄る感情です。

看護師の仕事においても「ミスをしたらどうしよう」「命を預かる責任に押しつぶされそう」といった場面で、度々恐れの感情に包まれることがあります。

ですが、「恐れ」は決して悪者ではありません。
日々の危険を察知し、慎重に行動するために大切な役割を担っていたりします。

では、そんな「恐れ」が看護師だったら…どんな方なのでしょうか?

No.04 「恐れ」 恐本ひびき

看護師「恐本 ひびき」は、こんな人!

彼女の名前は 恐本(きょうもと)ひびき さん。
常に緊張感がただよっていて、周囲の変化に誰よりも敏感な彼女の様子をのぞいてみましょう。

恐本さんは、おそれ病棟の師長を務めています。

彼女の特徴は、とにかく細かいことに気がつき行動ができる機敏なところ。

処置や段取りの微細な不具合や、患者さんのわずかな異変を察知する能力などなど。周囲のスタッフもびっくりの観察眼を持っています。

そして彼女の姿勢は常に慎重で、リスクを最小限に抑えるための準備やチェックを欠かしません。

ですが、その慎重さが時に行き過ぎてしまうこともあります。

何かミスが起きるのではないかと心配しすぎて、なかなか行動に移せなくなったり。

慎重になりすぎて、判断を下すのに時間だけが通りすぎていき結果的にチームの流れを止めたり…

ただ、彼女がいないと病棟全体が楽観的となり、危険に気づかず時には思いがけない事故につながるおそれがあるんです。

そんな、恐本さんがバランスよく働けるようにするためには、慎重さを大切にしつつも「大丈夫、やってみよう」と背中を押してあげることが必要です。

きっと大丈夫。きっとうまくいく。

いつも心配しすぎなくて済むように、声をかけていきながら
彼女と付き合っていけたらいいですよね。

次回はちょっと異質な雰囲気をもつ『嫌気』の病棟師長さんをご紹介します。

それでは次回の『感情すてーしょん』でお会いしましょう。

角野ふち 角野ふち

看護師として働きながら、イラストレーターとして活動している
角野ふち(かどの ふち)と申します。
解剖生理学×イラストをコンセプトに人のからだをポップに描く
みて学ぶコンテンツ『からだずかん』を手がけています。
2022年からWebサイトを立ち上げSNSと併せて運営しています。
現場では、看護師の仕事服いわゆるスクラブや白衣が大好きです。
そんな”好き”や”わくわく”といった、楽しい事を日々考え描いています。


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