海外にいくナース〜ハル(ハルジロー)さんの場合〜

公開:2024.11.07

今回の「海外にいくナース」は、ハルジローのハルさん。
海外での学会のエピソードを紹介してくれました!

海外に行くため、仕事との両立で工夫した点はありますか?

ハル ハル
かなり早めの段階から「上司に伝える」「繰り返し伝える」「周囲に伝える」ことを意識しました。特に伝える順番は重要かと思います。周りに伝える前に上司に伝えることで、「聞いてないんだけど」という状態を避けるようにしました。また上司も多忙なため、忘れられることもあるので、繰り返し伝えましょう。

ナースらしい海外エピソードがあれば、教えてください!

ハル ハル
数年前、国際展開推進専門家としてベトナムの病院ICUに派遣されました。日本では看護師の配置が1:2ですが、現地では1:4で、非常に忙しそうでした。重症度に対する医療スタッフの数が日本の集中治療室と比べて少なく、ベトナムの看護師の多忙さを実感しました。レクチャーの内容は多岐にわたりましたが、医療機器関連の圧迫損傷や褥瘡に関するレクチャーに特に関心が高く、皮膚ケアに対する看護師の関心が強いと感じました。

これから海外に行くことを検討されているナースさんへアドバイス・メッセージをお願いします!

ハル ハル
できるだけ多くの国を訪れてみてください!特に、自分の文化とは異なる国に行くことをおすすめします。人生は新しい発見があるほど面白くなりますし、異文化に触れることで、自分自身や他者に対する理解と許容の幅が広がると思います(もちろん、全てを受け入れられないこともありますが、それもまた一つの学びです)。私自身、これまでに8カ国ほど訪れました。その中でも特にベトナムは文化の違いが印象的で、多くの発見がありました(社会主義の影響かもしれません)。看護師の皆さんの中には海外旅行を楽しむ方も多いと思いますが、ぜひ同じ国ばかりでなく、さまざまな国に足を運んでみてください。新しい経験が、きっとあなたの人生にも仕事にも役立つはずです!
ハルジロー ハルジロー

集中治療領域で看護師として働きながら、博士課程修了(救急・集中治療医学専攻)。Youtube/Instagram/TikTokで教育コンテンツを配信中。
クラウドファンディングで作成した著書は達成率1458%(1,458,600円)となり看護学部門でAmazonベストセラーランキング1位を獲得。
研究者としても多くの英論文を発表している。

Nurse Life Mix 編集部 Nurse Life Mix 編集部

Nurse Life Mix 編集部です。「ライフスタイル」「キャリア」「ファッション」「勉強」「豆知識」など、ナースの人生をとりまくさまざまなトピックスをミックスさせて、今と未来がもっと楽しくなる情報を発信します。

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