海外にいくナース〜白石弓夏さんの場合〜

海外旅行でまとまった休みを取るために、シフト調整をしたり、それまでにできる仕事を前倒しで進めたりしています。出発日は仕事をした日の夜便にして、現地には朝に到着するような飛行機便を選ぶようにしています。こういった便は比較的割安なんです。私は飛行機の中で寝られるタイプなので、これは一石二鳥。休暇希望の日数も最小限で済みます。

また、海外から帰ってきた翌日も丸1日休みが取れるようにしています。これはもう30代後半で若くないので、まじで動けなくなるんです（笑）。あとはお土産もしっかり職場に買っていき、旅行の話をスタッフとわいわい共有することで、周りのスタッフも海外旅行で長期休暇が取りやすくなるのではないかと思っています。

国内でも海外でもそうなんですが、現地のスーパーにいってどんなものが売られているか、珍しいものを探したりするのが好きです。

また、海外だとドラッグストアのようなところでも、日本では売られていないような医薬品とかがあって面白いのでついつい覗いちゃいます。「あ！これうちの病棟でも使っているやつだ！市販でも売られているんだぁ」とか、商品名は現地の文字でわからないんですけど、パッケージの既視感で馴染みあるものとかあって楽しいです。

あとは、ツアーナースをやっていた頃の癖なのか、海外の病院や救急車、AEDの場所とか目に付きがちだなぁと思います。

最近はコロナなどの感染症、台風や地震などの災害で旅行がダメになるパターンが身近でもあるので、飛行機は安ければいい！だけではなく、キャンセルや遅延・欠航の際のアフターサービスとか含めて考えたほうがいいなぁと思いました。

若い頃の海外旅行は、「とにかく非日常感を堪能したい！」「観光地巡り！」「テレビで見たグルメ！」といったノリで楽しんでいました。でも、何度か海外旅行を経験してくると、年齢とともに興味も変化してきて、有名観光地よりも、観光客があまり訪れないエリアや、現地の人々の日常に触れられるような場所に魅力を感じるようになりました。そうやって静かに異国の空気を味わうような、ささやかな楽しみに重きを置くようになった気がします。みなさんも、旅を重ねるなかで、きっと自分なりの楽しみ方を見つけられると思います！