お悩み:中間管理職の悩み…。どうしたら前向きに働ける?

公開:2024.12.11

InstagramなどSNSで活躍する看護師のしゅーぞー、リナ、DCN やのが悩む看護師たちの相談に答える連載「悩めるナースの休憩室」の第14回。三人のそれぞれの視点での回答とは!?ぜひご覧ください!お悩み相談も随時受付中。

今回のお悩み(相談する看護師:さやさん)

病棟看護師の中間管理職として、病棟内で日々起こる出来事に、振り返り・対策・実践・評価を繰り返しています。ですが、定着に至るまでに反対意見や、メンバーの意識の差があり、似たインシデントを繰り返すなどがうまくいかず、日々モヤモヤしています。仕組みが悪いなど、いろんな要因があるとは思いますが、日々の業務にやりがいを感じれなくなってきています。病棟の忙しさを理由にしたくはないですが、多忙がゆえにどうしてもみんな疲弊していきます…。どう前向きに働いていけばいいんでしょうか。

お悩みへの回答

しゅーぞー しゅーぞー
管理職お疲れ様です!絶賛板挟みポジションでストレスたまりますよね。問題解決思考という意識で考えることで出来ている時点であなたはイケてる管理職です。降って湧く問題はとめどないので、どこか一点に絞って解決してみてはどうでしょうか。私の考え方は「まず定時で帰る。すべてはそこから。」です。ハードな勤務であっても定時で終われるような仕組みを作れば自然と無駄も省かれ、質も上がると思います。そこにつながる問題解決を部署全体を巻き込んでやれたら最高ですね。
リナ リナ
毎日お疲れ様です。問題に対して振り返りをしてとても頑張っていらっしゃるんですね👏みんなが疲弊する環境が原因で同じようなインシデントが発生したりするということもあります。疲弊した状態では新しいことを定着させようと提案されてもいっぱいいっぱいで受け入れられないこともありますよね。日々にやりがいを感じられなくなっているさやさんもきっと頑張りすぎてしまってるんじゃないかなと心配です。まずは環境の改善のために何かできることがないか探ることが解決の一歩。頑張りすぎずに一歩ずついきましょう!
やの やの
問題解決プロセスは事象を冷静に分析することで成り立ちますが、多様な価値観や優先順位の違いがある場合は大きな歪みが起こります。そして、みんなが疲弊している場合には中間管理職として問題解決プロセスでの解決策の提案よりスタッフが共通の目標を持てることが鍵になるでしょう。各個人の意見や考え方を尊重しながら、目指すべきゴールを共有した上で段階的に進めるほうが効果的かと思います。忙しさや疲労が病棟全体の問題解決の妨げになる場合には、業務内容の見直しや、小さな成功体験や変化を承認してポジティブな気持ちを引き上げることが重要です。責任が大きいと思いますが、気負いせず周囲と協力して頼り頼られながら頑張ってください。

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DCN やの DCN やの

訪問看護・施設・病棟〜ICU・SCUまで経験し、認知症ケア専門士・認知症看護認定看護師を取得。病院では「認知症を理由に諦めない看護」を軸に、年間400件超のラウンドを実施。SNSでは歯に衣着せぬ物言いで高齢者看護の普及啓発に取り組み中。臨床での看護に執筆・講師・セミナー運営・SNS代行業をしながら現在大学院生(高齢者看護専攻)。爽快感のある物言いの彼女は一体何者なのか…誰も掴めていない。

リナ リナ

新卒で配属された外科病棟で勉強すればする程外科看護の楽しさに目覚めた「外科看護をもっと分かりやすく!」現役ナースです!

しゅーぞー しゅーぞー

2011年看護大学卒業後、救命救急センター入職。救急ICU、ER、ドクターカーで勤務し、部署内教育、院内教育委員会を担当。ICU看護主任を経験し、マネジメントを学ぶ。2021年からInstagram「看護のススメ」での発信を開始(@kango_no_susume)。「楽しく学び、現場で活かす」をモットーに投稿。頑張る看護師が報われる世界をめざしている。2023年書籍を発売。「いいねと言われる新人になる!1年目ナースの教科書」

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