#02_みえてるものにとらわれないこと①_緩和ケア病棟で働く看護師が「明るい患者さん」と出会ったときの話

公開:2025.04.29

みえてるものにとらわれないこと ナースライフミックス 連載「別れの場所で出会うこと」
みなさん、緩和ケア病棟って知ってますか?
病気そのものに対する治療ではなく、病気のつらさをコントロールしながら日常生活を送ることを目的とした病棟です。
ここでは「お別れ」も多く経験しますが、その一方で、さまざまな患者さんの人生観、価値観、希望との「出会いの場所」でもあるんです。
そんな緩和ケア病棟で働く私が、ここでの出会いの話をお届けします。

第2回目は「明るい患者さん」が主人公。その患者さんは、本当に「明るい人」なのか?
本当にその人らしく居られる場所をつくりたいと考えたときのお話しです。


患者さんの人生に触れて、その生き方を尊重したい。 そう思って緩和ケアをしています。でも患者さんの人生は時に私の想像では足りないくらい壮絶な時があります 80代肺癌のBさんを担当した時のお話です とても明るくその場を和ませてくれるBさん
普段のBさんからは想像もできない 壮絶な背景があった 入院時の情報収集の時にて 母は自分の気持ちを言い出しにくいところがあります 若い時は姑さんにひどく虐められて 歳をとって介護が必要になったら私の兄から虐待を受けて… でも・・・全部我慢して抱え込んでしまうんです そんな母なので自分の意見を言えない時があるかもしれません 背景を知らないとただ明るく面白い患者さんという印象だったかもしれない
背景を知っても自分の想像力では足りないくらいの経験をされてきている その明るさも過去の経験があってこそなのかもしれない でも無理をしていないか・・・と心配になることもあった Bさん咳や痰は出ますか? 出ないよ 胸の痛みはありますか? 大丈夫! じゃあ痛みは0から10の数字で表すとどのくらいですか? 5くらいかなあ それは痛かったですね 痛み止めを使ってみませんか?

>>第2話へ続く。

原作:よん
漫画:てらいまき
よん よん

緩和ケアの知識や大切さを知ってもらいたくInstagramを開設。イラストレーターとしても活動している。趣味は旅行、買い物、食べること、ダイビング

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