#05「トレイ介助」

公開:2025.01.30

鈴木さんは、東京の国際的な病院に就職した3年目ナース。外国人の患者さんがよく来るこの病院で彼女は度々、英語での対応に困ってしまいます。
しかし、同じ病棟に心強い味方が!ナオミ先輩はイギリスの病院に勤めたことがあり、そんな鈴木さんにいつも助け船を出してくれる頼れる存在です。

前回、イギリス人患者のシャーロットさんからナースコールがかかってきた鈴木さんは、様子を見に伺うことになりました。
今回の “英語で言いたい!”フレーズは……

Take your time.
(ゆっくりでいいですよ)
きうい きうい

現役海外ナース きうい のワンポイントアドバイス!


お手洗いの言い方は各国で様々な言い方があります。イラストのシャーロットさんはイギリス出身なので、”toilet”と表現していますが、アメリカでは”bathroom”, “restroom”, “washroom”と表現することが多いです。
イギリス英語には他にもよりカジュアルに言うなら”loo”、よりお上品に言うなら”lavatory”などの表現もあります。

また女性トイレのことを”ladies’ “、男性トイレのことを”vgents’ “と表現することもありますが、最近ではジェンダー平等の観点から使う人は減ってきています。

ちなみにW.C.という表記を日本で見たことがある人もいると思いますが、これは”water closet”の略で昔はこのように呼ばれていた名残りです。(建築専門用語ではまだ使われています) 他にも隠語やスラングを数えるとキリのない単語が世界で使われていますが万国で通じるのは”bathroom”と言えるので迷ったら”bathroom”を使いましょう。

今回は「ゆっくりでいいですよ」と言う表現を紹介しました。直訳すると「時間をかけていいですよ」と言う意味で、焦らないで大丈夫と伝えたい時に使ってみてください。”It’s okay.(大丈夫ですよ)”とセットで使ってもいいですね。

次回もお楽しみに!
きうい きうい

ロンドンでナースエジュケーターをしています。instagramでは日本とイギリスでの看護師経験を比べたり、医療英会話について、多様性や自分らしくいること、メンタルヘルスやマインドセットについて等、様々な発信をしています。不定期でライフコーチや英会話レッスンも行っています。

ソファちゃん ソファちゃん

絵を描く看護師です。
SNS上にイラストや漫画を載せています。

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