お悩み:人によって指導内容が違う!どうすればいい?

公開:2024.12.04

InstagramなどSNSで活躍する看護師のしゅーぞー、リナ、DCN やのが悩む看護師たちの相談に答える連載「悩めるナースの休憩室」の第13回。三人のそれぞれの視点での回答とは!?ぜひご覧ください!お悩み相談も随時受付中。

今回のお悩み(相談する看護師:あかねさん)

新人の頃から多重課題や優先順位をつける事が苦手ですが、なんとか看護師を続けてきました。 5年目になり、新人や年下看護師のフォローをする事が多くなってきたのですが、夜勤も入り始めた新人からよく優先順位の付け方を質問されます。 私は時間の範囲内で重症度を考えて優先順位をつけますが、その他は自分がやり易いようにタスクの順序を立ててます。 話を聞くと、先輩によってはやり方は様々のようで、困惑してる後輩の姿をよく見ます。 他の先輩と指導内容が違う場合、どうしたらいいでしょうか?

お悩みへの回答

しゅーぞー しゅーぞー
苦手意識を持ちながらも成長し、いまでは指導をする立場に。なんと素晴らしいことでしょうか。指導内容がバラバラというのはどこでもあることですね。逆に言えば多様な指導をもらっているということではないでしょうか。無条件で色んなことを指導してもらえるのが新人、若手の特権です。指導された内容を噛み砕いて、自分が納得できる形をつくっていけるように導いてあげるのが指導者の役割ですね。どんな指導をされてどう感じたのかをまずは聞いてあげて下さい。そこから解決の糸口が見えて来るはずです。
リナ リナ
フォロー・業務お疲れ様です。自分が新人だった時って「こうなりたい」「この先輩なら知ってそう」って思う先輩に聞きますよね。多重課題が苦手だったあかねさんだからこそ、新人さんの気持ちに寄り添った指導ができているんだろうなぁ。だからきっとあかねさんのやり方を聞いてみたいと思って質問してくれてるんだと思います。他の先輩と指導内容が違うことに関しては、人それぞれ考え方は違う。あくまでどのやり方をするか決めるのはその子なので、「いろんなやり方があるけど最終的には自分が1番やりやすい方法にしてね。」と後輩に伝えています。これからもナースとして素敵な背中を見せ続けてください💓
やの やの
ゆっくりでも着実に努力してきた印象を受けました。後輩さんは先輩スタッフの仕事の様子やこなし方・要領を見たうえで、あかねさんに意見を聞きたいんだと思います。もちろん重症度や時間は守る必要はありますが、仕事の「やり易い方法」や「こなし方」は個人で違います。後輩スタッフも色々な人のこなし方を聞いて、自分に合う方法を見つけたらいいと思います。しかし、あかねさんが意見を求められた場合に「自分がやりやすいように」では後輩には伝わりません。これまでの経験から得られた「あかねさんならではの知恵や工夫」があるはずです。それが言葉にして説明できることが指導者とし求められると思います。

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DCN やの DCN やの

訪問看護・施設・病棟〜ICU・SCUまで経験し、認知症ケア専門士・認知症看護認定看護師を取得。病院では「認知症を理由に諦めない看護」を軸に、年間400件超のラウンドを実施。SNSでは歯に衣着せぬ物言いで高齢者看護の普及啓発に取り組み中。臨床での看護に執筆・講師・セミナー運営・SNS代行業をしながら現在大学院生(高齢者看護専攻)。爽快感のある物言いの彼女は一体何者なのか…誰も掴めていない。

リナ リナ

新卒で配属された外科病棟で勉強すればする程外科看護の楽しさに目覚めた「外科看護をもっと分かりやすく!」現役ナースです!

しゅーぞー しゅーぞー

2011年看護大学卒業後、救命救急センター入職。救急ICU、ER、ドクターカーで勤務し、部署内教育、院内教育委員会を担当。ICU看護主任を経験し、マネジメントを学ぶ。2021年からInstagram「看護のススメ」での発信を開始(@kango_no_susume)。「楽しく学び、現場で活かす」をモットーに投稿。頑張る看護師が報われる世界をめざしている。2023年書籍を発売。「いいねと言われる新人になる!1年目ナースの教科書」

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