#12「術衣に着替え」

公開:2025.03.20

鈴木さんは、東京の国際的な病院に就職した3年目ナース。外国人の患者さんがよく来るこの病院で彼女は度々、英語での対応に困ってしまいます。
しかし、同じ病棟に心強い味方が!ナオミ先輩はイギリスの病院に勤めたことがあり、そんな鈴木さんにいつも助け船を出してくれる頼れる存在です。

前回、絶飲食について説明も出来た鈴木さん。いよいよクリストファーさんの手術当日です。
今回の “英語で言いたい!”フレーズは……

Please change into this procedure gown.
(この術衣に着替えてください)
きうい きうい

現役海外ナース きうい のワンポイントアドバイス!


今回は術衣に着替えてもらうシーンで使えるフレーズです。

患者さんが自分で着替えられる場合には、マンガのように“Please change into 〇〇.”と言うことができます。
介助が必要か定かでないときは、“Would you like me to help you?”
介助が必要なことがわかっていれば、“I will help you get changed.”などと声掛けしてみましょう。

procedure gownの、procedureは処置のことです。
イギリスで術衣はhospital gown(病院着)と呼ばれており、オペ前にも使いますが、本人が服を持ってきていない場合にはパジャマのような感覚で着ている患者さんもいます。

欧米を中心に後ろが空いているスタイルのものが多いです。(下着も着てない場合も多くお尻丸出しだったりすることも笑)
なので、日本の浴衣に近いスタイルには慣れておらず、着かたに戸惑ってしまう方もいるかもしれません。
後ろ前がわかりにくい場合は“This is the front. (これがおもてです)”、“This is the back.(これが後ろです)”などと補足してもいいですね。

次回もお楽しみに!
きうい きうい

ロンドンでナースエジュケーターをしています。instagramでは日本とイギリスでの看護師経験を比べたり、医療英会話について、多様性や自分らしくいること、メンタルヘルスやマインドセットについて等、様々な発信をしています。不定期でライフコーチや英会話レッスンも行っています。

ソファちゃん ソファちゃん

絵を描く看護師です。
SNS上にイラストや漫画を載せています。

Share
FacebookTwitterLine
ページのTOPへ