#10「症状確認」

公開:2025.03.06

鈴木さんは、東京の国際的な病院に就職した3年目ナース。外国人の患者さんがよく来るこの病院で彼女は度々、英語での対応に困ってしまいます。
しかし、同じ病棟に心強い味方が!ナオミ先輩はイギリスの病院に勤めたことがあり、そんな鈴木さんにいつも助け船を出してくれる頼れる存在です。

前回オーストラリア出身のクリストファーさんに、痰は出るか確認した鈴木さん。今回は症状を確認したいようですが……
今回の “英語で言いたい!”フレーズは……

Do you have any other symptoms? Any shortness of breath?
(他の症状はありますか?呼吸苦はありますか?)
きうい きうい

現役海外ナース きうい のワンポイントアドバイス!


今回は、前回の咳や痰に加えて他の症状を聞くためのフレーズです。呼吸苦は“shortness of breath”ですが、もう少し一般用語に近い “difficulty breathing(息苦しさ)”を使っても大丈夫です。

海外の医療現場のカルテには、shortness of breathを省略してSOBと記録に書くこともあります。

“Do you know what time the operation is?(手術の時間はいつになるか知っていますか?)”は、患者さんから、よくある質問だと思います。

operation(手術)の代わりにprocedure(処置), discharge(退院), CT, Xray(X線)などの時間を聞かれることもあるかも知れませんね。

時には、“Can you tell me when the 〇〇 is ?”という聞き方もされる可能性も。
時間がわかっている場合は時間をお伝えし、定かでなければ “It’s not cinfirmed yet(まだ決まっていません)” に続けて、”I will let you know when I find out(わかり次第お伝えしますね)”と加えると丁寧です。

次回もお楽しみに!
きうい きうい

ロンドンでナースエジュケーターをしています。instagramでは日本とイギリスでの看護師経験を比べたり、医療英会話について、多様性や自分らしくいること、メンタルヘルスやマインドセットについて等、様々な発信をしています。不定期でライフコーチや英会話レッスンも行っています。

ソファちゃん ソファちゃん

絵を描く看護師です。
SNS上にイラストや漫画を載せています。

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