【手術室看護師123人調査】先輩になる前に知っておきたい!後輩指導で意識していること|オペ看ラボ #56

公開:2026.03.19

こんにちは!しゅがーです。
私の連載企画「手術室看護師の気になることを大解剖!オペ看ラボ」では、オペ看のみなさんが知りたいけど、なかなか知ることができないリアルなオペ看のことを紹介していきます。
今回のテーマは、「後輩指導で意識していること」についてお送りします。

手術室で働いていると、いつの間にか「教える側」になる瞬間がやってきます。
1年目の看護師も、4月を前に「先輩」としての立場を意識し始める頃ではないでしょうか。

プリセプターをはじめ、後輩を教える立場の先輩は自分のことで精一杯だった頃を思い出しながら「どう関わればいいのだろう」と悩んだ経験がある方も多いと思います。
忙しい業務の中で、どこまで伝えるべきか、どんな声かけが正解なのか。
うまくいかずに落ち込んだり、「あれでよかったのかな」と振り返ったりすることもありますよね。
そこで今回は、手術室看護師のみなさんにアンケートを実施しました。
実際に後輩指導を経験する中で感じたことや、悩みながらも大事にしている考え方など、さまざまな声が集まっています。
4月から先輩になる方も、すでに後輩指導に向き合っている方も、共感しながら読んでいただけたら嬉しいです。

後輩指導で意識していること

この記事は、私の[Instagram](https://www.instagram.com/sugar.openurse/)に寄せられたストーリーズやDMのコメントを元に作成しています。
DMの掲載は許可をいただいています。
アンケート期間:2026年2月13日17:00~2月14日17:00
ストーリーズにて質問BOX、DMで回答、回答数は123件

声かけ・関係づくりが大事!

オペ看Aさん オペ看Aさん
ダメと言わないでこうした方がいいよ!と言うようにしてます。
オペ看Bさん オペ看Bさん
後輩が質問できない雰囲気にせず聞きたそうにしてたら耳を傾ける。
大丈夫だよ!と声掛けしています。
オペ看Cさん オペ看Cさん
朝1番と帰る前に「おはよう」「お疲れ様」!
絶対に自分から言う!
オペ看Dさん オペ看Dさん
まずは否定からではなく、なんでそう考えたのか聞きます。
おひたし難しいですね…。

※おひたし…後輩からの「報・連・相(ほうれんそう)」に対する先輩の対応を示す言葉。
怒らない(お)、否定しない(ひ)、助ける(た)、指示する(し)
オペ看Eさん オペ看Eさん
3年目になる者です!
まだプリセプターは経験していませんが、後輩と関わることも多くなり回答させていただきます!
私自身、 忙しい時や雰囲気的に質問しずらい時、こんなこと聞いていいのな、、などどうしても遠慮してしまい、聞けずに終わってしまう、、ということがチラホラありました。
なので、後輩には「私も最初分からなかったから大丈夫!」「さっき聞けなかったけど分からないことあった?」などできるだけ声をかけるようにしています!
年数もそこまで離れてはいないので後輩も質問しやすいのかなと思い、砕けた会話もしつつ気軽に話せる人ポジションに居ようかなと!
しゅがー しゅがー
「教える技術」よりも「話しかけやすい雰囲気づくり」が土台になるんですね。
「質問していいんだ」と思える環境を作ること自体が、立派な指導なんだなと感じました…!

良いところを見つけて褒める!

オペ看Fさん オペ看Fさん
とにかく褒めちぎります(笑)
1日1個、何か経験or出来るようにして帰ろうね!と目標をたててます。
オペ看Gさん オペ看Gさん
出来ていないことばかり伝えることは控えて、出来ていることを多く伝えるようにしてます!
オペ看Hさん オペ看Hさん
先入観を持たない、できる子もされど新人と気にかけておく、褒めてほしいポイントを見つける!
オペ看Iさん オペ看Iさん
目標設定は経験年数ではなく個人に合わせる。
良い点に注目してから改善点を具体的に伝える。
しゅがー しゅがー
できていないことに目が向きがちですが、成長って「できていること」に気づいてもらった時に一気に伸びたりしますよね!

新人のときの気持ちを思い出す!

オペ看Jさん オペ看Jさん
自分が指導してもらっていた時に知りたかったことを思い出して意識して伝えてます!
オペ看Kさん オペ看Kさん
自分が新人の頃、ここまで伝えてほしかったなぁってとこまでは伝えるようにしてます!
オペ看Lさん オペ看Lさん
私もそうだったとか、できない時がある、と相手と同じ立場に立って話すようにしている。
しゅがー しゅがー
経験を重ねるほど「できて当たり前」に見えてしまうけど、実はみんな最初は分からなかったはず…!
共感してくれる先輩がいるだけで、後輩の安心感は全然違いますよね。

自分で考える力を育てる

オペ看Mさん オペ看Mさん
自分で考えられる判断材料を教えようと思って関わってます!
その場限りの知識ではなくて、、、
オペ看Nさん オペ看Nさん
自分のやり方もあるはずだから1から100まで言わない!
できてないことは一緒に確認!
オペ看Oさん オペ看Oさん
主体性を持ってもらうことです!なかなか難しいですが、、
オペ看Pさん オペ看Pさん
疑問を持つこと、考えることを訓練させる!
「先輩に言われたから」は裁判で通用しないよと伝えてます。
オペ看Qさん オペ看Qさん
わたしは一つ一つの手術も大事な経験だと思うので、前もって新人さんがしてきた勉強が足りない時、怒ったりとか、勉強してきてね、と突き放すのではなく、ここも勉強して来れるといいね!と、足りなかったことは今後の勉強のポイントにもなるので伝えつつ、その手術では相手に考えさせるように答えを誘導しながら詳細まで解説しています!
詳細まで知りつつ手術につくと、一つの手術で得られる経験値と視野が広がると思ってて、次の勉強に活かせると思うからです!
次の時までに覚えてられないとか、どうせ忘れるとかいう先輩もいるし、その気持ちわかるし、忘れてるんかい!って思う時もあるんですけど笑
それでもめげずに解説し続けます。
正直、ジェネレーションギャップってやっぱりあると思っていて、わたしはちょうど厳しく教えられる代をかじっているので、今の子達に「もう3回目だよ」とか、「自分で考えて行動して」とか、勉強の強要とか本当は言いたい場面もたまにありますけど、それは言えないしできないので、できる限りの情報を与えて、与えた上で「先輩たちってそういうところまで知識や視野を広げてるんだ」と知ってもらえて、そこまで知っててやると楽しいよってことが伝わるようになるべくしてます!(笑)
それでもやらない子はやらないしできなくてもいいと思っている子もいると思いますが、ゆっくり足並み揃えて指導してます!!
しゅがー しゅがー
答えを全部教える方が早い場面もあるけど、「考える力」を育てるのも指導の大切な役割だなと感じます。
手術室は判断が求められる場面が多いので、理由や背景まで伝えることが将来の自立に繋がりますよね。
少し見守る勇気も、先輩側には必要なのかもしれません。

経験と振り返りが大切!

オペ看Rさん オペ看Rさん
最低限の勉強をしてきていることを前提で、まずはやってみよう精神で経験させます!
オペ看Sさん オペ看Sさん
ケアや処置後すぐに振り返りの時間を作るようにしてます!
やってみてどうだったかとりあえず聞く!
オペ看Tさん オペ看Tさん
今年の学びは「リスポンスを大切に」でした〜。
反応なければ教えてないと同然(泣)
しゅがー しゅがー
手術室は経験して覚える部分が大きいですよね。
だからこそ、やりっぱなしではなく振り返りまでセットにしているのが大事ですね。

症例数が多いものから覚えてもらう

オペ看Uさん オペ看Uさん
あちこち勉強するより、症例数の多い診療科、術式2~3つを集中的に教えてます!
オペ看Vさん オペ看Vさん
最も症例数の多い診療科、その次に最も緊急手術の多い診療科から、順に指導してます。
オペ看Wさん オペ看Wさん
教育主任です!
最初は覚えるのが多くて大変なので、まずは症例数が多いものから教えます!
しゅがー しゅがー
順番や方法を考えて関わっている方が多くて勉強になります…!
症例数や難易度を意識することで、新人さんも安心して成長できますよね。

まとめ

今回は「後輩指導で意識していること」について、みなさんの回答を紹介しました。

  • 声かけ・関係づくりが大事!
  • 良いところを見つけて褒める!
  • 新人のときの気持ちを思い出す!
  • 自分で考える力を育てる
  • 経験と振り返りが大切!
  • 症例数が多いものから覚えてもらう

後輩指導に「これが正解」という形はありませんが、今回のアンケートからは多くの先輩が、関係づくりや声かけ、相手に合わせた関わりを大切にしていることが伝わってきました。
教えることは知識を渡すだけではなく、安心して学べる環境を作り、一緒に成長していく過程でもあります。
後輩の成長を支えることは、同時に自分の学び直しにも繋がりますよね!
これから先輩になる方も、すでに指導に向き合っている方も、今回集まったリアルな声をヒントに、自分らしい後輩指導を見つけていけたらいいな、と思います。

しゅがー しゅがー

新聞配達・営業から看護の道を目指し社会人で受験、准看護師取得。
だんだん看護が楽しくなり、さらに正看護師資格も取得。
手術室が好き!モットーは「楽しく働けると、看護も楽しくなる!」
Instagramでは手術室看護や看護師のお金の知識を発信中。
R3年に脳腫瘍が発覚。開頭手術、放射線治療、抗がん剤治療を経験。
後遺症で失語症になり、現在はリハビリ中です。

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