先輩によって言うことが違う場合、どうすればいいの?

公開:2024.05.08

こんにちは!看護師の四季です。

連載企画「看護師四季のナース手帖」では、看護師のみなさんからよくいただく質問や相談にお答えしていきます。

第9回目は「先輩によって言うことが違う場合、どうすればいいの?」というご相談にお答えしたいと思います。

先輩に指摘されたときの悩み

とあるお仕事に取り組んでいるとき、以前教わった通りにやっていたのにも関わらず、別な先輩から「そのやり方違うんじゃない?」など指摘されたことはありませんか?
そういう時は、「以前教えてもらった通りにやっているのに…」と戸惑いますよね。特に苦手な先輩に指摘されると、その理由も聞きにくいので混乱してしまうと思います。
私も新人看護師のときはそういう場面がたくさんあり、とても悩んだので、本日は先輩によって言うことが違う場合はどうしたらいいか、お話ししますね。

①一番大事なことは、指摘された仕事内容の緊急度を考えること

先輩から異なることを指摘されたとき、困るのは「以前はこう教わったんですけど」と言いにくい先輩に指摘されたときですよね。質問しやすい先輩だと気軽に聞けるので、その場ですぐに「なぜ?」という疑問を解決できます。
そういうときは、まずはその指摘された仕事の緊急度に応じて、その疑問を今すぐ解決すべきか判断しましょう。

例えば、患者さんに投与する点滴など薬の準備をしていたとき。薬はとても大切なものなので、「なんで先輩はここを指摘したんだろう」と疑問を持って準備を進めて、間違えた手順で薬の準備をしてしまっては大変です。

そういう緊急度が高いときは、すぐに指摘をしてくれた先輩に、「どこが違いますか」と質問しましょう。聞きにくい先輩でも緊急度が高いときはそこで疑問を解消しないと、後から大変なことになってしまう可能性があります。後悔しないためにも、ここは勇気を出して聞くことが最優先です。

②後からもう一度調べてみよう

すぐに疑問を解決しなくても問題ない場合は、まずは一旦指摘されたことを含め、取り組んでいたことの手順を確認してみましょう。
みなさん、病院内のマニュアルや看護手順書などがあることはご存知ですか?病院にもよってない場合もあるのですが、ある場合はそこで基本的なお仕事の流れを項目別に確認できます。院内専用のものを見ることのメリットとしては、実際に使用する物品などで解説してくれているので、一般の参考書より具体的に手順などを確認できます。
参考書や院内のマニュアルなどで確認しても、知りたいことがわからなかったら、もう一度指摘してくれた先輩に聞いてみましょう。そのときは勉強したノートを一緒に持っていくことをおすすめします。そうすることで、きちんと調べてきた姿勢を見せることができるので、質問しやすい雰囲気が生まれますよ。

③質問しやすい先輩に相談する

でもそれでも指摘してくれた先輩には質問しづらい…という先輩はいますよね。そういうときは、質問しやすい先輩に相談しましょう。
大事なことは、疑問をあやふやにしないということです。間違えていたことに対しての指摘、ということもあれば、こっちの方がやりやすいという助言的な意味の指摘ということもあります。指摘する理由は様々なので、その理由をクリアすることで、自分の成長につながります。
もし、手順などが不安な場合は、最初から間違いがないか、先輩に付き添って確認してもらうこともいいと思いますよ。

一つ一つ丁寧に進んでいこう

看護師1年目は新しく覚えることがたくさんあり、目の前のことでいっぱいいっぱいになってしまいますよね。そんな中、人によって違うことを言われると混乱してしまうということは誰でも経験することです。そんなときは焦らないことが大切です。深呼吸して、本日ご紹介したことを試してみてくださいね。
今日できなかったことは、明日できれば大丈夫です!できることが一つずつ増えていけば自信にもつながります。応援していますよ!

四季 四季

東北大学医学部保健学科看護学専攻を卒業後、同大学の大学院医学系研究科を修了。看護師、保健師。看護師として病院に勤務しながら、看護師YouTuberとして新人看護師や看護学生を対象とした看護の勉強に役立つ動画などを配信。YouTube登録者数は11万人を超え、動画の再生回数は5,000万回を超える。わかりやすく、視聴者のためになる配信は人気があり、SNSの総フォロワーは約17万人。著書に「看護師1年目の教科書(KADOKAWA)」。MENSA会員。

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