#23 器械出し「アレちょうだい」の乗り切り方【オペ看208人に聞きました!】
公開:2024.05.28
今回のテーマは、「“アレちょうだい!”の乗り切り方」についてお送りします。
器械出しが困ることのひとつ「アレちょうだい!」
手術室看護師あるあるだと思います。
もちろん、術野を見て手術の手技や操作を理解し、適切なタイミングで適切な器械を渡せれば満点だとは思うのですが…
これは知識だけではなく経験も必要で、現実問題なかなか難しいですよね…。
特に新人さんは、何を渡せばいいのか分からず、どうしたらいいのか困ってしまう方も多いです。
さて、こんなとき先輩方はどのように乗り切るのでしょうか?
みなさんの回答を紹介していきます。
「アレちょうだい!」
DMの掲載は許可をいただいています。
アンケート期間:2024年5月1日20:00~5月2日20:00
ストーリーズにて質問BOX、DMで回答、回答数は208件
手術室看護師の器械出しは重要なスキルのひとつです。
手術のペースを落とさず円滑に進めるためには、術野の流れを読み、手術器械を指示される前から次に何が必要になるか予測しないといけません。
とても難しいお仕事です。
しかし、術式によっては、器械出しの位置では術野が見えないなんてことも…。
そんな中、医師の指示は、「アレちょうだい」!!
「アレってなに~!?」
さて、みなさんは器械出し中に器械の名前ではなく「アレちょうだい!」と言われ、困ったときはどのように乗り切っていますか?
まずは術野をみて予想して渡してみる
オペ看Aさん
オペ看Bさん
オペ看Cさん
間違っていたら「すみません!笑」で乗り切る
オペ看Dさん
しゅがー
最初は難しいと思うんですが、分かるようになってくると楽しくなってきますよ~!
素直に聞く!
オペ看Eさん
心を強く持つことが大切です!
オペFさん
2回目からは覚えて渡せるようにする!!
オペ看Gさん
怒られてもその方がタイムロスを少なくできるので!
しゅがー
「怒られてしょんぼり…」だけじゃなくて「ひとつ覚えた!レベルアップできた!」って思えるといいですね。
(そんなこといっても、やっぱり落ち込むんですけどね…私もそうでした…)
候補を伝える
オペ看Hさん
オペ看Iさん
オペ看Jさん
しゅがー
「〇〇でいいですか?」
オペ看Kさん
つかない時…直接聞いて求められたタイミングを覚える!
オペ看Lさん
間違っていたら素直に謝ります!
オペ看Mさん
しゅがー
リアクションを返せれば、間違っていても先生も次の指示を出しやすいかと思います。
ハンドシグナルを見る
オペ看Nさん
オペ看Oさん
握ってる形!ハンドサインを出していることもあります。
オペ看Pさん
ハンドシグナルを覚えると焦りません!
しゅがー
術野だけではなく先生の手も観察してみましょう。
ハンドシグナルはその先生にもよるので「癖」もあります。
手を握る…!?
オペ看Qさん
オペ看Rさん
オペ看Sさん
そうしたら器械を教えてくれました😂
しゅがー
かわいいハプニングですね。
つい笑っちゃいました…!
そうですよね、パニックになっちゃいますよね。
まとめ
今回は、「アレちょうだい」の乗り切り方について、回答をまとめました!
「アレちょうだい」対策
- 1
- まずは術野をみて予想して渡してみる
- 2
- 素直に聞く!
- 3
- 候補を伝える
- 4
- 「〇〇でいいですか?」
- 5
- ハンドシグナルを見る
- 6
- 手を握る…!?
みなさんの回答を見ると「阿吽の呼吸」ではなく「コミュニケーション」が必要になってくるんだと思いました。
みなさんが回答して下さった乗り切り方、ぜひ参考にしてみて下さいね。
新聞配達・営業から看護の道を目指し社会人で受験、准看護師取得。
だんだん看護が楽しくなり、さらに正看護師資格も取得。
手術室が好き!モットーは「楽しく働けると、看護も楽しくなる!」
Instagramでは手術室看護や看護師のお金の知識を発信中。
R3年に脳腫瘍が発覚。開頭手術、放射線治療、抗がん剤治療を経験。
後遺症で失語症になり、現在はリハビリ中です。


























