#01 MIXIで働く、さつきの場合〜休職時に支えてくれた存在〜
公開:2025.04.10

その方自身にとっては当たり前のことだったのかもしれないけど、わたしたちは嬉しかったり、安心したり、素敵な瞬間だった。
特集「あの日、わたしが見たナース -いろんな職場編-」では、実際にあったそんなエピソードを描き、今この日々を頑張るすべての看護師の方への感謝と共に捧げます。
今回は、看護師の資格を活かして株式会社MIXIで産業保健師として働く日下さんへの感謝のエピソードを紹介します。
MIXIは、「豊かなコミュニケーションを広げ、世界を幸せな驚きで包む。」というパーパス(存在意義)のもと、「mixi」や「モンスターストライク」、「家族アルバム みてね」、「TIPSTAR」など、友人や家族間で一緒に楽しむコミュニケーションサービスを提供しています。また、MIXIは2022年7月に「健康経営宣言」を公開し、健康課題に対するさまざまな施策を進めており、2023年から2年連続で「健康経営優良法人」に認定されています。
心が不安定な休職中、優しく寄り添ってくれた
私は以前、体調を崩して休職していました。日下さんと直接お話するきっかけとなったのは、休職前や休職期間中の面談です。当時の私は、体調を崩してしまったことに後ろめたさを感じ、産業医や労務部の方々にご迷惑をおかけしていると思い込み、気分が落ち込んでいました。
手続きを進めたり、直近の状況を説明する場面ではありましたが、体調不良の影響で自分自身には余裕がなく、丁寧な対応ができていないことにジレンマも感じていました。また、回復への焦りが重なり、面談の時間がとても辛く感じました。

そのような中、面談に同席してくださり、いつも優しく声をかけてくださる日下さんの存在はまさに癒やしであり、とても安心感をもたらしてくれました。このことに今でも感謝しています。
復職後、数ヶ月が経過し、体調も安定してきた頃に突然、めまいと吐き気に襲われ、社内にある救護室を利用することになりました。

本当は、救護室を利用することで体調不良が周りにバレてしまい、業務量を制限されたり、心配をかけてしまうのではないかと不安に思っていました。そこに、日下さんがいらして「あら!久しぶり!どうしたの?」と優しく声をかけてくださいました。私がPMS(生理前症候群)とPMDD(月経前不快気分障害)の症状が出ていることを伝えると、「辛いね~。横になって休んでね」と言ってくださいました。復職後の辛さについて聞かれるのではないかと内心不安に思っていたので、とても安心しました。社会復帰に向けて前を向いて生活を続ける私にとって、日下さんの配慮は非常にありがたいものでした。
さらに、日下さんは社内向けチャットツールで健康情報や薬の飲み方など、生活に役立つ情報を日常的に提供してくださいます。これにより、自分の健康に対する意識が向上し、常に健康に向き合うきっかけを与えてくださっています。


私も、復職して元気に働いてほしいと思い、どうサポートすれば良いのか、どんな声をかけるのが良いのかと考えながらコミュニケーションを取っていました。
当時、私は入社2年目でまだ産業保健師としての経験が浅く、従業員の方とどう接していこうかと悩んでいた時期でした。自分の対応が相手を不安にさせてしまったり、ストレスをかけてしまっているのではないかと日々反省をしていました。。そのため、私の対応が体調回復に貢献できていたことを知り、安心いたしました。感謝の言葉をいただき、大変うれしく思います。
今後も様々な健康をサポートできればと思っています!
イラスト:せきやよい