#10 「看護師の仕事じゃない!?」手術中の電話対応、どうしてる?【手術室看護師3245人にアンケート】

公開:2023.09.22

こんにちは!しゅがーです。 私の連載企画「手術室看護師の気になることを大解剖!オペ看ラボ」では、オペ看のみなさんが知りたいけど、なかなか知ることができないリアルなオペ看のことを紹介していきます。
今回のテーマは「手術中の電話対応」についてお送りします!

手術中、医師と器械出し看護師は手洗いをして滅菌ガウン、滅菌手袋をつけて清潔野に入ります。
清潔野に入ったら、清潔なものしか触ることができません。
「清潔」なものが「不潔」なものに少しでも触れてしまうと、「不潔」という扱いになります。

当然、携帯電話は「不潔」です。
医師は院内用の携帯電話を持っていますが、手術中の電話の対応はできません…。
さて、手術中の電話対応は一体どうしているのでしょうか…?

この記事は、筆者のInstagramに寄せられたストーリーズやDMのコメントを元に作成しています。
DMの掲載は許可をいただいています。

手術中の電話対応

手術中に医師の電話が鳴った…!
電話対応をするのは?

しゅがー しゅがー
アンケート回答を見ると、「オペ室の室内にある(外回りが対応)」が90%!
手術中の電話対応は、ほぼ外回り看護師が行っていることが分かりました。
それでは、皆さんのリアルな声を聞いてみようと思います!

オペ室内にある(外回りが対応):2918票

オペ看Aさん オペ看Aさん
先生のピッチの対応は外回りです。
室内のどこかに置いてあるので、電話が鳴ったら取ります…。
忙しい時はスルーしちゃうこともありますが。。。
※直介:直接介助のこと。
オペ看Bさん オペ看Bさん
対応は外回りですね…。
それぞれの部屋に電話用BOXが置いてあって、手術中はここに入れることになっています。

このBOXに入ってなければ電話は取りません!(笑)
(と、いいつつ、鳴ると取っちゃいますけどね)
急ぎの用事じゃなければ掛け直してもらってます。
オペ看Cさん オペ看Cさん
手術中の電話対応、ぜーんぶ外回りです(泣)
診療科によっては電話が鳴りやまない時もあります…。
電話対応で記録が書けない…なんとかしたいです…(泣)
しゅがー しゅがー
外回り業務を行いながら、電話対応をするのは大変ですよね…。

詰所に置いてある(リーダーが対応):114票

オペ看Dさん オペ看Dさん
先生のピッチはナースステーション内に置くルールになっています。
前まではお部屋置きにしていましたが、外回りの負担が大きかったのでリーダー管理になりました!
オペEさん オペEさん
詰所にピッチ置き場があり、電話が鳴ったら手が空いている人が取ります!
ただ、ナースコールみたいな感じで新人が取らなきゃいけない雰囲気があります…。

オペ件数が多いと先生の人数も多くなり、必然的にピッチ台数も多くなるので、常に電話が鳴って大変になります…(涙)
オペ看Fさん オペ看Fさん
手術中の電話対応は難しいので、ピッチに医師の名前を書いて詰所に置いてもらってます。(名前のテープを貼りました。笑)
しゅがー しゅがー
なるほど…。外回りの負担は減りますが、ナースステーションでの対応も大変…。
大病院の手術室は部屋数が多いし、医師の人数も多いのでひとりで対応するのは難しいですね。

クラークさんに預けてる:65票

オペ看Gさん オペ看Gさん
クラークさんがいるので、電話は預けてもらってます。
手術中は基本的に緊急の電話のみ。
緊急の電話がきたら看護師から医師に伝達します。(クラークさんは部屋には入れないので…)
オペ看Hさん オペ看Hさん
手術中のピッチ管理はクラークさんです。看護師は関与しません。
しゅがー しゅがー
クラークさんがいらっしゃると助かりますよね!
ちなみに、私が勤めている手術室ではクラークさんはいません…(涙)

負担を減らす、さまざまな工夫も!

しゅがー しゅがー
病院によって、さまざまな工夫が見られます。
皆さんに紹介しますね!

留守番電話や伝言サービスを利用する

オペ看Iさん オペ看Iさん
手術中は留守電設定にしてます。オリジナルの留守電作りました(笑)

「手術中です。緊急の場合は手術室〇〇番にお掛けください」みたいな感じです!
伝言サービスを使うので、メッセージも残せるので便利ですよ!
オペ看Jさん オペ看Jさん
電話対応はできないので、手術中は留守電にしてもらってます!

今、指示が欲しい時は手術室に直接来て伝えるルールにしてます。
病棟看護師としてはめんどくさいとは思うのですが、伝達ミスに繋がるのでお願いしています。
オペ看Kさん オペ看Kさん
手術中はロッカーの中、または電源OFFです(笑)

手術室に持ち込まれた電話は外回りが電源をOFFにするルールです。
(医師とオペ看みんなで話し合いました。笑)
緊急時は手術室の詰所に電話がかかってきます。

代理医が決まっている

オペ看Lさん オペ看Lさん
代理医(オペに入っていない医師)がいて、電話は全て自動で代理医に転送されます。
オペ看Mさん オペ看Mさん
うちは医師が多いので、ひとりひとり対応できません。
なので、電話対応は診療科ごとの医師の当番制です!

当番の医師に転送設定をしてもらって自動転送!
緊急時はオペ室まで行って指示をもらいます。

スマートスピーカーを使用する

オペ看Nさん オペ看Nさん
一部の先生がスマートスピーカーを持ち込んでいます。
音楽をかけるのも電話を取るのも、全部先生です!
便利ですが、オペの山場だったりするとピリつきます…(笑)
オペ看Oさん オペ看Oさん
各部屋にスマートスピーカーを設置しています。
着信があったら、外回りが通話ボタンを押すだけです。

最初は操作方法などマニュアルを作ったり先生への周知など大変でしたが、今は慣れてきてかなり楽になりました。
しゅがー しゅがー
スマートスピーカー!?
最先端!すごいですね。
AI(人工知能)の技術をうまく使うと、お仕事の余裕ができるかもしれないですね。

おわりに

今回は手術中の電話対応について、皆さんの声を紹介しました。
手術室看護師の仕事は多岐にわたります。特に手術中はとても忙しいです。
中には「電話対応は看護師の仕事じゃない!なんとかして!」という声も沢山ありました。

「じゃあ、どうしたらいいかな?」
チーム皆で考えてみるのはいかがでしょうか?
業務改善の余地あり!そう一歩踏み出してみるのもいいかもしれません。
その際は、皆さんの回答を参考にしてみて下さいね!

しゅがー しゅがー

新聞配達・営業から看護の道を目指し社会人で受験、准看護師取得。
だんだん看護が楽しくなり、さらに正看護師資格も取得。
手術室が好き!モットーは「楽しく働けると、看護も楽しくなる!」
Instagramでは手術室看護や看護師のお金の知識を発信中。
R3年に脳腫瘍が発覚。開頭手術、放射線治療、抗がん剤治療を経験。
後遺症で失語症になり、現在はリハビリ中です。

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