医師とのコミュニケーション、意識していることは?【オペ看122人に聞きました!】

公開:2024.09.17

こんにちは!しゅがーです。
私の連載企画「手術室看護師の気になることを大解剖!オペ看ラボ」では、オペ看のみなさんが知りたいけど、なかなか知ることができないリアルなオペ看のことを紹介していきます。
今回のテーマは、「医師とのコミュニケーション」についてお送りします。

手術中、医師と看護師のコミュニケーションはとても大事ですよね。
トラブルなどに迅速に対応するためには、互いの役割を理解し、信頼関係を築くことが必要です。
特に、適切なタイミングでの情報共有や、医師の意図を正確に把握する力が欠かせませんよね。
でも「先生とコミュニケーションをとるのが苦手…」なんて方も多いですよね。
今回は、みなさんが「医師とコミュニケーションをとる時に意識していること」を募集しました。
みなさんに回答を紹介していきます!

医師とのコミュニケーション、意識していることは?

この記事は、私のInstagramに寄せられたストーリーズやDMのコメントを元に作成しています。
DMの掲載は許可をいただいています。
アンケート期間:2024年8月13日17:00~8月14日17:00
ストーリーズにて質問BOX、DMで回答、回答数は122件

提案も添える

オペ看Aさん オペ看Aさん
どうしますか?とただ指示を貰うのではなく、~で良かったですか?と答えを確かめるようにしてます。
オペ看Bさん オペ看Bさん
お願いよりも提案するように話すようにしてます!
オペ看Cさん オペ看Cさん
ざっくりと相談するんじゃなくて、提案!
〜なので、 〇▲とかどうですか?
しゅがー しゅがー
提案ってなかなか高度ですよね。
コミュニケーションにもアセスメント能力が必要!
まずは上手な先輩の会話を聞いて、マネしてみましょう。

医師を立てる

オペ看Dさん オペ看Dさん
なるべく下から出ること!
何を言われても意見しないことが、ことを荒立てない秘訣かと…(笑)
オペEさん オペEさん
できるだけ下手に話す。
なんで下手にでなあかんの!?と不満は心のうちにしまいますw
オペ看Fさん オペ看Fさん
忙しいのにありがとうございます!って言葉に出すことですかね。
しゅがー しゅがー
「ありがとうございます!」の気持ちは忘れないようにしたいですね。

簡潔に話す

オペ看Gさん オペ看Gさん
簡潔明瞭に事実を伝えて、 聞きたいことがはっきりわかるように質問するようにしてます!
オペ看Hさん オペ看Hさん
聞きたいこと、確認したいことは簡潔明瞭に伝える。
オペ看Iさん オペ看Iさん
聞きたいことを簡潔に聞くことです。
長々と話さないようにしています!
しゅがー しゅがー
頭の中でまとめてから伝えるといいかもしれないですね。
まずは「結論から述べる」という回答もありましたよ!

素直に教えてもらう

オペ看Jさん オペ看Jさん
わからないことは素直に教えてもらう!
相手が研修医でも、医者は医者、看護師は看護師と線引きする!
オペ看Kさん オペ看Kさん
分からないことは分からないと素直に伝えてます!!
医師から勉強のコツとか教えてくれたりします。
オペ看Lさん オペ看Lさん
なるべく初めてのオペについた時は、どうでしたか?って終わってから聞くようにしてました!!
あとは、なんでこうしたのか分からない時など質問もして学んでいます!!!
しゅがー しゅがー
質問をすると勉強になるし、会話のキッカケにもなりますよね。

「自分自身もある程度まで知識を持って質問するようにしています」という回答も。
ここまでは調べたんですが、〇〇が分からなくて…って伝えるといいですね。
最初は緊張するけど、チャレンジしてみて!

言葉遣い・敬語

オペ看Mさん オペ看Mさん
自分がそれなりの年齢というのもありますが、言葉遣いには気を遣います。
オペ看Nさん オペ看Nさん
医師が来たときの挨拶、 一言目が大事かなと!
オペ看Oさん オペ看Oさん
礼儀とボキャブラリー。
しゅがー しゅがー
こちらは、医師だけじゃなく看護師も他の職種の方でも大事ですよね。

忖度しない

オペ看Pさん オペ看Pさん
下手に出過ぎず、気持ちは強く持って話しかけてます!
タイミングを見計らうのを1番心掛けます!
オペ看Qさん オペ看Qさん
いい意味で、下手に出すぎない!
ひとつのオペをやるチームメイトとして対等に!
怖いDr.もいますが…
オペ看Rさん オペ看Rさん
忖度しない。
同じ人間なので何かあればちゃんと怒ります。
言い返されない知識と技術は必要ですが。
しゅがー しゅがー
私たちは手術のチームメイト!
医師との隔たりを埋められるといいなぁ…と思っています。
でもそのためには、回答にあったように知識や技術、これらが必要…。
少しずつでも、1歩踏み出せればいいですね。

まとめ

今回は「医師とのコミュニケーション」について、みなさんの回答を紹介しました。

  • 提案も添える
  • 医師を立てる
  • 簡潔に話す
  • 素直に教えてもらう
  • 忖度しない

医師とのコミュニケーションは、手術室での業務をスムーズに進めるためにとてもに重要ですよね。
提案を添えた対話は、単に指示を受けるだけでなく、積極的な姿勢を示すことで医師との信頼関係を築く一助になります。
また、簡潔に事実を伝えることや、適切な敬語の使用も、スムーズな情報共有に繋がります。
さらに、医師を立てる姿勢を保ちながらも、過度に忖度することなく、対等なチームメイトとして協力し合うことが大切だと感じました。
最後に、わからないことは素直に質問し、学び続ける姿勢を持つことで、看護の質も向上するのではないでしょうか。
これらのポイントを参考にしてみて下さいね。

しゅがー しゅがー

新聞配達・営業から看護の道を目指し社会人で受験、准看護師取得。
だんだん看護が楽しくなり、さらに正看護師資格も取得。
手術室が好き!モットーは「楽しく働けると、看護も楽しくなる!」
Instagramでは手術室看護や看護師のお金の知識を発信中。
R3年に脳腫瘍が発覚。開頭手術、放射線治療、抗がん剤治療を経験。
後遺症で失語症になり、現在はリハビリ中です。

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