お悩み:溜め込んでは爆発…どうしたらメンタルは安定する?

公開:2024.07.08

InstagramなどSNSで活躍する看護師のしゅーぞー、リナ、DCN やのが悩む看護師たちの相談に答える連載「悩めるナースの休憩室」の第7回。三人のそれぞれの視点での回答とは!?ぜひご覧ください!お悩み相談も随時受付中。

今回のお悩み(相談する看護師:みちゅりさん)

内心頼られたい・どんなことでも冷静に対処することが出来る・いつでも笑顔などなど、周りからそう見られたいという願望があるのだと思います。長女ということもあって、甘え方が分からなかったりします。涙を簡単に流すのは許せず、涙は決して流さないと決めていました。
それによって、母をはじめとする家族にさえも相談できず、溜めて溜めて…ものすごく溜め込んで爆発してしまうということが人生の中で何度かありました。具体的な改善策はむずかしい。
どうしたらメンタルは安定するのでしょうか。

お悩みへの回答

しゅーぞー しゅーぞー
長女ならではの責任感。わかります。私も長男です。仕事をする上で強い自分を演出するのは悪いことでは無いと思います。そんなあなたを頼りにしているスタッフもたくさんいるでしょう。

しかし自分の弱さと向き合うことができるのもひとつの成長ではないでしょうか。自分のハードルを高くしすぎてツラくなると、余裕を無くしてしまいます。弱い自分も小出しにしてみてはどうでしょうか。つらい時に小声で「ぴえん」と言ってみて下さい。
リナ リナ
いつも理想の自分になるためにずっと頑張っていらっしゃるんですね。悩んでいるお気持ちをお話してくださってありがとうございます。

ただ、みちゅりさんがお辛い気持ちで過ごしているのがとても心配です。少しでも心を開ける方はいらっしゃいますか?

まずはお気持ち全てを打ち明けるのは難しいと思いますので、ちょっとした些細なことからお話してみるのはいかがでしょうか?私でよければいつでもDMくださいね。みちゅりさんが心穏やかに過ごす日々が早く訪れることを願っています。
やの やの
自分を客観的に見つめることはとても大事ですし、理想を追い求める姿勢は素晴らしいと思います。しかし理想通りの人物像として生きられる人は多くはありません。人は弱い。その弱さを自分自身が受け入れ、許すことは何も間違いではないと思います。

しかし、それが難しい!という相談でしたね。そこで考えてみました。まず書いてみてはどうでしょう。今回のように相談できるのは匿名性が守られるからじゃないかな?と想像するに、自分の思いのままに、自分の葛藤や塞いでいるものを紙に書く、信頼できる人に話せなくても表現する方法を人ではなく紙にする。

実は紙に書くということは、思考を客観的に冷静に振り返ることができます。強くあり続けたいと思う気持ちは尊重します。それと同時に自分自身に優しくいてほしいと思います。みちゅりさんの心の中の重荷を少しずつ軽くするように、自分自身を大切にしてあげてください。

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DCN やの DCN やの

訪問看護・施設・病棟〜ICU・SCUまで経験し、認知症ケア専門士・認知症看護認定看護師を取得。病院では「認知症を理由に諦めない看護」を軸に、年間400件超のラウンドを実施。SNSでは歯に衣着せぬ物言いで高齢者看護の普及啓発に取り組み中。臨床での看護に執筆・講師・セミナー運営・SNS代行業をしながら現在大学院生(高齢者看護専攻)。爽快感のある物言いの彼女は一体何者なのか…誰も掴めていない。

リナ リナ

新卒で配属された外科病棟で勉強すればする程外科看護の楽しさに目覚めた「外科看護をもっと分かりやすく!」現役ナースです!

しゅーぞー しゅーぞー

2011年看護大学卒業後、救命救急センター入職。救急ICU、ER、ドクターカーで勤務し、部署内教育、院内教育委員会を担当。ICU看護主任を経験し、マネジメントを学ぶ。2021年からInstagram「看護のススメ」での発信を開始(@kango_no_susume)。「楽しく学び、現場で活かす」をモットーに投稿。頑張る看護師が報われる世界をめざしている。2023年書籍を発売。「いいねと言われる新人になる!1年目ナースの教科書」

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