#05 どうしている?みんなのおすすめ勉強法を紹介!【看護師92人に聞きました!】

公開:2023.06.06

こんにちは!しゅがーです。
私の連載企画「手術室看護師の気になることを大解剖!オペ看ラボ」では、オペ看のみなさんが知りたいけど、なかなか知ることができないリアルなオペ看のことを紹介していきます。
今回のテーマは、「お仕事の勉強、皆どうしている?」についてお送りします!

医療は日々進化していきます…。
看護師になると、新人さんだけでなくベテランさんでも、日頃よりお勉強が必要になりますよね。
皆さんは、勉強習慣は身についていますか…?

  • お仕事が忙しすぎて、勉強の時間が取れない…
  • 先輩に教えてもらったのに、なかなか覚えられない…
  • そもそも自分に合う勉強法がわからない…

そんな方も多いのではないでしょうか。
そこで、皆さんに「お勉強、皆どうしている?」とアンケートを取ってみましたので、いくつか紹介します。
この記事を読むと、自分に合う勉強法が見つかり、勉強が少し楽しくなるかもしれませんよ!

この記事は、筆者のInstagramに寄せられたストーリーズやDMのコメントを元に作成しています。
アンケート期間:2023年5月2日~5月9日
アンケートフォームで回答、回答数は92件

看護師みんなの勉強法

帰宅したら、メモしてお勉強

帰宅してすぐにメモ。それを持ち歩いてた。
気になった言葉や分からない事などメモして、帰って片っ端から調べています。
1年目のオペ室の時はオペなど全く理解できずにいたので、初めから完全に解ろうとせず、まず何をしているかなどとりあえず理解することから始めました。
分からないことは絵に書いて覚えるようにしていました!
しゅがー しゅがー
私も常にメモ帳をもっていました。
すぐ忘れちゃうから、こまめにメモしたいんですよね…。

1年生の時に、先輩がメモをする時間をとってくれたことがあって!私もそんな優しい先輩になりたい!って思ったことを覚えています。

声に出して覚えた

声に出しながらノートに書いたり、1人で勉強する時も誰かに教えるように話しながら勉強してました!
友達と電話をしながら勉強してました。
教科書にマーカーを引き、何度も声に出して音読して耳から聞く。
その後ノートにマーカーで引いた所を書き出す。
専門用語や疾病、薬剤などは、単語帳も使用した。
しゅがー しゅがー
声に出すと、記憶が定着しやすくなる気がしますね!
私もブツブツ呟きながらお勉強していました(笑)

手順書に書き込み

手術手順書の作りが左側が器械出し、右側が手術全体の流れ(術者の流れ)で書かれていたので、左端の隙間に器械出し、右端に外回りの動きとして直接書き込んでました!
ノートにまとめたり、別の紙にまとめたり、付箋で管理して必要な時にノートに飛ばないように注意して貼り付ける時期もあったのですが、その方が1つで全体を見ながら器械出し・外回りの復習ができてはかどりました!
オペ室にある手順をコピーして、そこに直接書き込む!
書き込んだ手順を何回も読んで覚えていく!
必要物品や、朝準備しないといけないことはルーズリーフにまとめてオペ室の壁に貼っていつでも確認できるようにする事で安心できました。
しゅがー しゅがー
手順書にはない細かいことも、どんどん書き込みできますね!

人に聞く

勤務時、バインダーにA4メモ紙1枚を一緒に挟んで分からないことをメモ→帰って調べて書き込む。
知らないこと、分からないことはすぐに先輩や先生に聞いてメモ→教えてもらったことや関連することを書き込む。
興味ある所から手をつけて、関連項目をどんどん増やしていく。
1年経った頃にはファイルがぱんぱんになりますし、知識も増えてます。
自己学習が続かない人はとにかく人に聞くというハードルを自分で下げることが大事だと思います。
しゅがー しゅがー
すごいです…!私もマネしていきたいです!!

動画を使って覚える

手術直介の上手い先輩の器械出しを動画撮影し、DVDに焼いて繰り返しマニュアルやメモした要点と一緒に何度も観る。
器械展開の器械台をデジカメ撮影。
マニュアルだけじゃなく、自分がわかりやすいように実際に使用する器械のカタチや手順を自分でまとめて頭に入れる。
基本どの症例も術野の動画が残っているので自分が器械出しでついたオペの動画を見ながら、どこの場面でどの器械が使われるのか、紙に細分化した手順を書いていって、理由と一緒に手順を覚えていってます!
外回りのことは、基本的にその日の指導者に教えてもらったことや、調べたことをノートにまとめていってます!
しゅがー しゅがー
最近は動画コンテンツも多くなってきたので、有効に使っていきたいですね!

勉強だけじゃない!行動化できる方法

①その日のうちに 聞いた事をまず 書き出し、内容別に分けます。(あとで付け足せるように、メモ帳のタイトル別に数枚余裕を持ちます)
②略語も調べ、意味とスペル(読み)も記入。
③手順を自分の分かる言葉で書きます。
 機械や物品名は、正確に書きます。
④メモ帳には、必ずインデックスを付けます。
⑤疑問に思ったことは、翌日に必ず確認します。
⑥内容別にペンや蛍光ペンの色を分ける際は、自分が分かりやすいようにル一ティン化します。
⑦徐々に、自分が分かりやすいように、新たなメモ帳に記入しなおします。(この行為により、記憶に残りやすくなります)
⑧覚えにくい事は、何度も単語帳で音読し、頭に叩き込みます。

このような事を繰り返し、徐々に見なくても行動化できます。
身体で覚える、確認を怠らない、復習・予習も忘れない…これが ワタシの方法でしょうか。
①病院に各術式のマニュアルがあるので、それを事前に印刷し、前日に軽く読む。
初めのうちは器械が何もわからないと思うので、インターネットで調べたり、器械の本を見たりしながらこれが必要なんだ!って確認をしていました。
②当日マニュアルを見ながら部屋作り、物品確認をし、その後手洗いもしくは外回りにつく。
③帰ってからマニュアル通りに動けた部分にライン、できなかったところはなぜできなかったのか直接マニュアルに書き込む。
マニュアルの内容と違う動きがあったり、先生のクセなども追加で入れておく。

これを1人立ちするまでひたすら繰り返していました。
手術室の薬は、薬が入ってる箱の中に説明書のような紙が入っているので、手術につくたびにそれを持ち帰り、作用・副作用を確認していました。
体位や麻酔侵襲などは、「はじめての手術看護」という本を買い、それを元に勉強を進めていましたが、その内容だけでは足りない部分も出てくるので、そういう時は先輩から教えてもらって、本にふせんを貼ったり、研修に出たりしていました。
しゅがー しゅがー
知識だけじゃなくて、現場で動ける看護師になれそうです!私も頑張ります!!

まとめノートを作った

ノートに基本的にまとめてました。
まとめ方は分野ごとに参考書の要点をまとめて、読み返した後に分からない・曖昧なところを追加で調べていきました。
そのノートを使っていくことで、自分がわかってないところにも気づくので勉強になりました。
持ち歩けるサイズのノートにまとめていた。
あとで見直した時に、関連のあるものを一緒に確認できるように、項目や類似性のあるもの毎にまとめていた。
辞書のように項目ごとにタグをつけることで見直す時もすぐノートを開けるので便利です。
ノートにまとめたのと、パソコンで入力→印刷→ラミネートで活用してました
しゅがー しゅがー
ラミネートのアイディア、いいですね!汚れない!!

みんなの勉強ノート、見せてください!

しゅがー しゅがー
回答して下さったみなさんの勉強ノートを一部紹介します。
それぞれの工夫があり、参考になりますよ!
上記の写真のように、まとめノートを作って覚えた。あとは経験あるのみ!
配られたマニュアルに手書き追加。
大事なところは赤文字にしました。物品がわからない時は写真を撮らせてもらって貼り付けてました。
上記の写真のように、書き込みをしました。
上記の写真のように、オペ手順や、先輩に教えてもらった必要な知識を全てノートに書いて忘れたら見返せるようにしていました!
手術手順を解剖図や再建後のイメージを書きながら、上記の写真のように自分だけの手順書をまとめました。
手術が終わったら、その都度振り返りをして、手順書に書き足して常に最新の手順にバージョンアップさせていきました。
iPadを手に入れてからは、goodnotesというアプリで勉強しています!iPhoneと同期させて、通勤中に手順を確認することも!
手術直介の上手い先輩の器械出しを動画撮影し、DVDに焼いて繰り返しマニュアルやメモした要点と一緒に何度も観る。
器械展開の器械台をデジカメ撮影。上記の写真2点のように、マニュアルだけじゃなく、自分がわかりやすいように実際に使用する器械のカタチや手順を自分でまとめて頭に入れる。
気になった言葉や分からない事などメモして、帰って片っ端から調べています。
1年目のオペ室の時はオペなど全く理解できずにいたので、初めから完全に解ろうとせず、まず何をしているかなどとりあえず理解することから始めました。
分からないことは上記の写真のように、絵に書いて覚えるようにしていました!
上記の写真のように、手順をその手術に合わせて何度も書いてイメトレして覚えた。

しゅがーの勉強法

私はなかなか覚えが悪くて、いつも怒られてばかりでした…。
でも、勉強法を変えたら乗り越えられましたよ!

【しゅがーの勉強法】

・すぐに忘れてしまうので、カンペノートを作成
・直前にカンペノートを見直してから臨む
・できなかったことはメモして復習する
自分に合う勉強法が分かると、どんどん楽しくなってきました!

まとめ

看護師は、覚えることが沢山ありますよね…。
しかし、勤務後クタクタになってしまって「勉強なんて無理!」と思う方も多いと思います。
ですが、今回みなさんの勉強法を見てみて、効率的に勉強をしたり、覚えやすいようにさまざまな工夫をしていることが分かりました。
自分に必要な勉強はなんなのか、自分に合う勉強法はなんなのか、みなさんも探してみてくださいね。

しゅがー しゅがー

新聞配達・営業から看護の道を目指し社会人で受験、准看護師取得。
だんだん看護が楽しくなり、さらに正看護師資格も取得。
手術室が好き!モットーは「楽しく働けると、看護も楽しくなる!」
Instagramでは手術室看護や看護師のお金の知識を発信中。
R3年に脳腫瘍が発覚。開頭手術、放射線治療、抗がん剤治療を経験。
後遺症で失語症になり、現在はリハビリ中です。

Share
FacebookTwitterLine
ページのTOPへ