#01 わたしの「暮らしと看護。」にとって、5つの大事なこと

公開:2023.04.24

料理、花、うつわが好き。日々の暮らしの発信をしています。
はじめまして。Instagramで、日々の暮らしを発信しているmiuと申します。今回、クラシコさんでコラムを書かせていただくことになり、どんなことを綴っていこうかとても悩んだのですが、Instagramではあまり触れることのなかった看護師としての自分についてお話させて頂こうと思います。

看護師としての私のこれまで

Instagramでは”アラサー看護師”としか登場していませんが、かれこれ10年ほど病棟看護師として総合病院に勤務していました。これまで何度も自分には看護師は向いていない、もう辞めてしまおう、と思ったこともありましたが、働き続けた今となってはこの仕事がとても好きで、自分のライフワークのように感じています。

実をいうと、私は初めから看護師になりたかったわけではありませんでした。進路を考えはじめた高校生の頃。当時から、現在のInstagramで発信しているようなお菓子作りや花、クリエイティブなことがとても好きだったので、その道に進みたい気持ちはあったのですが…。学生ながらクリエイティブな領域で仕事をさせていただいたことがあったのですが(デザイン・写真を納品する仕事を頂き、WEBサイトで使われるような素材を作っていました)、仕事になったとたんに“好きだからやっている”という感覚が薄れ、“やらなければならない”に変わってしまい、好きだったことが好きに思えずにとても苦しい気持ちになりました。納期に追われたり、自分の好きな表現が制限されたり、”好き”と”仕事”の違いを如実に感じ、自分は”好き”を仕事にはできないのではと感じたことを覚えています。

その時に、好きなことを続けるための仕事、という考え方に変わり、自分の好きな暮らしのために自立して生活できる仕事を選ぼう、と看護師の道を選びました。専門職になるということは、高校生ながら進路を絞らなければならず、当時はとても悩んだことも覚えているのですが、今となっては看護師の仕事がとても好きで、自分の人生のライフワークとなり、この道を選んでくれた当時の自分の選択にとても感謝しています。

大変なことも多いけれど、今は心の底から、看護師の仕事が好きだと思えています。

いま、振り返って想うこと

看護は本当に大変なことばかりで、新人の時は帰り道に何度も泣いて、仕事に行くのが怖くて、自分の不甲斐なさに落ち込んで…。正直なところ、とても初めから「看護が好き!」とは思えず、そんな気持ちで患者さんと向き合っている自分にも落ち込んだことを覚えています。それでも10年近くの看護師人生の中で、さまざまな患者さんの人生に携わり、価値観や意思決定に触れ…、今となっては、自分の看護観を通じて自分の人生観や価値観もかなりブラッシュアップされたように思います。

「看護観」と聞いて、どんなことが浮かぶでしょうか。看護として大事にしたいこと、看護としての目標、看護の在り方…いろんな答えがあると思います。初回テーマは、看護師としてのライフデザイン・キャリア形成と切っては切り離せない「看護観」について私の思うことを書いていこうと思います。

日々、勉強

わたしの看護にとって5つの大事なこと

看護観、と一口に言っても正解はないものなので、言葉にするのはとても難しいかと思います。私は、看護観を養う・看護観に気づくヒントとしていつも考えていることがあります。それは次の5つです。

  • 経験から養われるもの
  • 自分自身の中にあるもの
  • 自分自身を育ててわかるもの
  • 受け入れてわかるもの
  • 〇〇すべきを捨ててわかるもの

この5つについて、まずは簡単にお話します。

経験から養われるもの

忘れられない患者さんとの出会い、あの時こうすればよかったという後悔…。そういった中で得た自分の価値観はきっとそのまま看護観として自分の中に残っていると思います。

自分自身の中にあるもの

患者さんや疾患について深く考えるだけなく、自分自身の気持ちに客観的に向き合う時間も取ることで、人と向き合い、自分の感性を構築する大きなヒントになる気がします。

自分自身を育ててわかるもの

自分自身のこころや価値観は育って変わっていくものだと思います。仕事以外の暮らしや人との関わりから得た経験や自分の感性が看護師としての仕事への向き合い方にも影響してくるように思います。

受け入れてわかるもの

悩んで前に進めないでいるより、悩む自分を受け入れて先に進むことで今まで見えなかったヒントが見えてくることがあります。目の前の患者さんや自分自身を受け入れることで新たな選択肢に気づくことができる気がしています。

〇〇すべきを捨ててわかるもの

Instagramでフォロワーさんのお悩みを聞いていると、よく「〇〇すべきですよね?」といったご相談を受けますが、医療現場で出会う出来事には「正解」がないことが多いです。〇〇すべきを捨て去って、「自分で決める」ことが大事だと考えています。

5つのことがわたしにもたらしてくれたこと

このあたりはなかなかうまく表現することができないのですが、振り返るとこの5つことをバランス良く取り組んでいくことが自分のヒントになったように思います。わたしはよく、「I’m OK, You’re OK」なんて表現することがあるのですが…、看護や人生には正解がないことも多く、正しい・正しくないにこだわらず、自分が意思決定したことを自分の中で正解にしていく。そして、自分の考え・相手の考えをお互いに尊重するというか、認めていくというか…そんな感覚がとても大切だと思っています。

その為には、「自分」がどんな人間で、どんな考え方をもっていて、どんな感性をしているのかということをよく理解している必要があるように感じています。自分を理解し認めることで初めて相手を認めることができるというか…まとめるのが難しいのですが、日々そんな感覚をもって過ごしています。

今回は、自分の看護観に気づくヒントとして、わたしがいつも考えている5つのことを簡単に紹介してみました。日々忙しく過ぎ去ってしまいますが(本当にお疲れ様です)、時々立ち止まって振り返ることができると、新しい気づきがあるかもしれません。今回は簡単に紹介させていただいたので、今後の連載で各トピックスやエピソードについて深堀りさせていただければと思います。

miu miu

料理、花、うつわ。看護が好きな病棟看護師。Instagramでは、忙しくても自分の好きな暮らしを大切にしたいという思いから、日々の献立やルーティンなど暮らしの記録を綴っています。ストーリーでひっそり行う、お悩み相談も人気。ここではInstagramではあまり触れることがない、自分の看護のお話をしています。

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